主要国 BtoC-EC 市場規模(億ドル, 2013-2018)
公開日:2019年11月21日
2018 | |
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中国 | 1.5267 |
米国 | 0.5232 |
英国 | 0.1236 |
日本 | 0.1093 |
ドイツ | 0.0726 |
韓国 | 0.0779 |
フランス | 0.0576 |
カナダ | 0.0443 |
オーストラリア | no data |
インド | 0.0327 |
ブラジル | 0.0254 |
急成長でBtoC-EC市場のトップにまで駆け上がった中国
2018年現在、中国のEC市場は1.5兆ドルで世界最大となっている。
アメリカが5,232億ドルで続き、イギリス(1,236億ドル)と日本(1,093億ドル)は拮抗している。
中国のBtoC-EC市場規模は2018年には1.5兆ドルにまで拡大。2019年には1.9兆ドル(前年比+27.3%)と、2兆ドル手前まで拡大する見込みである。
信じられないことに、中国がBtoC-EC市場規模において、初めてアメリカを上回ったのは2013年のこと。それからおよそ5年で、中国のBtoC-EC市場規模は米国の3倍以上にまで拡大した。
現在では世界全体のBtoC-EC市場規模の54.7%を占めている。これは、市場規模上位2番目のアメリカから6番目のドイツの市場規模を合計した値を2倍した値に匹敵する。
ここに来て急激にBtoC-EC市場が拡大しているカナダ
カナダのBtoC-EC市場規模は2018年-2019年にかけて、21.1%拡大する見通しである。この急激な市場拡大の背景にあるのが、カナダの地理的な問題である。広大な国土に人々が分散して居住しているカナダでは、費用面の問題からEコマースのための配送網を構築することが難しかった。しかし、近年、オンラインでの購買需要が急激に高まっていることで、配送網の構築が進み、その結果、BtoC-EC市場規模が急速に拡大している。
上位10カ国の中で最も高い成長率が予測されるインド
BtoC-EC市場規模の上位10カ国中で、最も急速に成長すると予想されているのがインドである。2018年から2019年にかけての市場規模の成長率は、上位10カ国の中で唯一30%を超えている。国家レベルでは世界トップクラスにまで経済が成長したインド。しかし、個人所得の低さや決済インフラ・配送インフラなどの未発達であることを踏まえると、インドのBtoC-EC市場は現在、萌芽期にあると言え、今後さらなる成長が期待されている。