日本 ラストマイル配送 市場規模(兆円, 2014-2020)
公開日:2019年11月27日
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年度 | 2020 |
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ラストワンマイル物流市場 | 2.03 |
ラストマイル配送市場は2兆円超えを見据える
2018年度のラストマイル配送(ラストワンマイル物流)市場規模は約1.8兆円と+13.7%増加した。今後も年間1,000億円以上のペースで拡大し、2020年には2兆円を突破すると見込まれる。
ラストマイル配送(ラストワンマイル物流)とは
ラストマイル配送(ラストワンマイル物流)は、物流の最終拠点から消費者を結ぶ配送サービスを指す。本調査では大きく4分野を対象としている。
通信販売
テレビ通販やネットショッピングなど。
ワンタイム型デリバリー
ピザや寿司などの「出前」、ファミリーレストランやファーストフード店舗によるデリバリー事業など。
定期販売型デリバリー
「生協」や在宅配食サービスなどの定期販売。
個人間宅配
フリマアプリを通じた取引も含む。
Eコマースがラストマイル配送の半数を占める
ラストマイル配送はEコマースを中心とした「通信販売」が牽引している。市場全体の半数を通販が占め、これからさらに構成比が高まっていくと見られる。
生協などの「定期販売」は横ばいとなる一方で、料理の出前や個人間宅配の成長が期待されている。
物流業界の人手不足をテクノロジーで解決できるか
物流業界は配送人員やドライバー不足に直面しており、ヤマト運輸が値上げを実施するなど対応を迫られている。IoT・AI・ロボットなどを駆使した新たな物流システムの構築は活性化しており、根本的な課題解決に向けた取り組みとして期待は大きい。
なお、今回の調査にUber Eatsなどのシェアリングデリバリー、宅配ボックスは含まれておらず、市場の潜在的な成長ポテンシャルはさらに大きいと考えられる。