中国 ジャストインタイム物流市場(億元, 2013-2020)
公開日:2019年12月12日
参照元
Just-in-Time Logistics Have A Huge Potential in The Future
調査元
iResearch
発行元
iResearch
発行日
2019年8月
2013 | |
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中国ジャストインタイム物流市場費用 | 98 |
参照元
Just-in-Time Logistics Have A Huge Potential in The Future
調査元
iResearch
発行元
iResearch
発行日
2019年8月
ジャストインタイム物流とは
日本通運はジャストインタイム物流を以下のように定義している。
トヨタ生産方式(TPS)を物流に応用したもので、「必要なものを、必要な時に、必要な量だけ配送する物流システム」のこと。
ジャストインタイム物流システムを構築することで在庫量を減らしてスペースを節約し、コスト削減を実現する。
一方で、指定時間納入をに伴うドライバーの手待ち時間増加、多頻度小口輸送による積載率の低下といった課題がある。
中国のジャストインタイム物流市場は+39.3%増の981億元
2018年の中国ジャストインタイム物流市場は、前年比+39.3%増の981億元(約1.47兆円)に拡大した。
フードデリバリーが配達数の77.5%を占める
中国ではフードデリバリーの注文数がジャストインタイム物流市場の77.5%を占める。飲食店はモバイルアプリを通じてデリバリーサービスを提供することで、新規顧客を開拓しやすくなった。中国のフードデリバリー業界は、Alibaba傘下の「Ele.me」と「美団点評」の2社が市場を支配している。
「新小売(ニューリテール)」でジャストインタイム物流の市場が拡大
フードデリバリーやEコマースの普及に加え、オンラインサービスとオフライン店舗を融合した「新小売(ニューリテール)」も物流業界を後押ししている。ジャストインタイム物流市場規模は2020年に1,701億元(約2.55兆円)を見込む。
ただ、貨物の急増に加えて速達需要の高まりや人手不足といった課題が表面化し、中国内の物流コストは上昇傾向にある。