日本 食品通販・宅配 市場規模(兆円, 2014-2022)
公開日:2019年11月28日
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年度 | 2022 |
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食品通販市場 | 4.0966 |
2018年度の食品通販市場は3.7兆円に拡大する見込み
2018年度の国内食品通販市場は、前年度比+3.3%増の3.7兆円と見込まれている。Eコマース比率の拡大により、市場規模は4年間で5,000億円以上も拡大した。
チャネル別では「生協」が38.7%で最大
食品通販市場をチャネル別に確認すると、「生協」(個配&班配)が38.7%で最も割合が大きい。個人宅向けとマンション・集合住宅単位での一括配送「班配」を合わせた年間供給高は1兆円を超えている。
食品通販市場で2番目に大きいのはショッピングサイトで、構成比は38.4%と生協に匹敵する規模に拡大している。
そのほか、食品メーカーのダイレクト販売が16.2%、ネットスーパーは3.8%程度に留まっている。近年はコンビニ各社による宅配サービスへの取り組みが活発だ。
AmazonなどのECが牽引し、2022年には4兆円超えを見据える
物流網の整備などにより、食品販売のEコマース比率は着実に上昇している。2017年、Amazonは生鮮食品サービス「Amazon Fresh」を日本でもスタート。ショッピングサイトの流通総額は2019年度に生協を上回ると見られる。
生協もオンライン比率は上昇傾向にある。2017年度のネット注文取り扱いは2,920億円に達し、いまや個人配送の約25%を占めるまでに成長した。
ショッピングサイトと生協が今後も食品通販市場を牽引し、業界全体の市場規模は2022年度に4兆円を超える見通しだ。