中国 シェア自転車 利用者数(億人, 2016-2019)
公開日:2019年11月20日
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中国のシェア自転車利用者数規模及び予測(億人, 2016‐2019E) | 2019e |
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利用者数 | 2.59 |
2017年、中国のシェア自転車利用者数は2億人に急増
2017年の中国におけるシェア自転車利用者数は、2016年の2,800万人からわずか1年で2億人に急増した。
モバイルインターネットとモバイル決済アプリケーションの急速な発展でITインフラが整備され、Mobikeやofoなどのシェア自転車ブランドが出現したことによりシェアリングエコノミーが一大ブームとなった。
過当競争で市場再編が進む
iiMediaのアナリストは、「自転車を共有してユーザーの旅行ニーズを解決し、将来のビジネスチャンスは拡大し続ける」と見込むも、同時に「業界内で次々新たら企業が進出するような無秩序な競争を防ぐ必要もある」と警鐘を鳴らしている。
中国のシェア自転車市場では経済性を無視した激しいユーザー獲得合戦が繰り広げられ、各社は車両を大量に投入。街中には利用されない自転車があちこちに放置される事態となった。
一時は急増したシェア自転車企業も倒産・統合が進み、Mobikeは「美団点評」に買収されることとなった。ofoは資金難によりユーザーからのデポジット返金に応じることができず、海外事業からの撤退を余儀なくされた。